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買取の問い合わせ、入力フォームとLINEの会話で何が変わったか(実測)

公開日: 執筆: REIZI PRODUCTION

同じ時期のお客様を半分ずつに分けて、従来の入力フォームとAIの会話を並べて比べました。受付521件・19日間の集計から、何が確かで何がまだ確かでないかを分けて書きます。

買取の問い合わせを入力フォームで受けている店は多いと思います。項目を減らせば情報が足りず、増やせば途中でやめられる。どちらに寄せても、折り返しの電話が増えます。

これを会話に置き換えると何が変わるのか。導入企業(大阪府・リユース業)のご協力を得て、同じ時期・同じLINE公式アカウントに来たお客様を半分ずつに分け、AIの会話と従来の入力フォームを並行して動かしました。この記事はその集計です。

何をどう比べたか

期間をずらして「前と後」を比べると、季節やチラシの影響が混ざります。同じ時期に並べたのはそのためです。

結果

指標従来の入力フォームAIの会話
有効依頼率36.0%49.2%1.37倍(p=0.0023)
成約(実数)16件28件成約率 5.8% → 11.4%
問い合わせ1件あたり粗利949円1,828円+879円(1.93倍)

「有効依頼率」は、届いた問い合わせのうち、スタッフが追加で聞き返さずに見積もりへ進めた割合です。

確かなことと、まだ確かでないこと

確かなのは有効依頼率だけです。1.37倍という差は、母数521件に対して p=0.0023 で、偶然では説明しにくい大きさです。

成約率と粗利は、同じ向きに出ていますがこの期間では確定していません。粗利の差(1.93倍)の95%信頼区間は1.03〜4.15倍と幅が広く、成約率の差は p=0.198 でした。成約は44件しかないので、この本数では当然の結果です。

理由の一つは集計の構造にあります。問い合わせから成約までは当日〜1週間かかるため、19日間の集計だと、期間の終わりに受け付けてまだ成約していない案件が、分母にだけ入って分子に入っていません。倍率は保守側に出ます。

何が効いたのか

数字の裏で起きていたのは、次の3つでした。

  1. 一問ずつ聞くので答えやすい。フォームは最初に全項目が見えるので、そこで離脱します。会話は次の1問しか見えません
  2. 足りない情報をその場で聞き直す。型番が分からなければ「ラベルの写真でも大丈夫です」と促し、写真から型番と製造年を読み取ります。人が画像を開いて管理表へ打ち直す作業がなくなります
  3. 最初に点数を聞く。「iPhone 1点」で終わっていた申し込みが、まとめ売りにつながります

金額の話を、こちらから広げないために

導入企業からは、管理表に記録している粗利が保守的な見積のため、実際の粗利はおおよそ2倍になるとのご報告をいただいています(1件あたり 約+1,750円)。同じ係数が両方にかかるため、比率は動かず、変わるのは絶対額だけです。

そのうえで、この数字を貴社の件数に掛けた金額を、こちらでは計算しません。商圏も客単価も取扱品目も違うからです。件数と粗利をうかがったうえで、一緒に試算します。

この記事の出典

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